経鼻内視鏡のご案内

胃カメラの検査は現在、胃癌の早期発見・早期治療につながる検査として主流になっていると言えます。
当院におきましても患者様の健康を第一に考え、内視鏡検査の分野に力を入れております。
当院の胃カメラは経鼻内視鏡(鼻から入れるタイプ)ですので、口から入れるものよりも患者様の御負担を少なくできる仕様となっております。
※鼻の穴が狭い方等、鼻から入れることができない場合がございます。
他にも、先生とコミュニケーションをとりながら検査ができるので安心して受診できたり、すぐに日常生活に戻れるなど、メリットが多くございます。

検査は原則として予約制となっておりますので、まずは検査適応を診断するために医師の診察を受けていただきたく存じます。 健康診断での検査を希望される方は、事前に御電話にて検査日の予約をしてください。
検査料金
保険適用(3割負担)の場合 | およそ3,490円 |
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保険適用外(自由診療)の場合 | およそ11,620円 |
※上記金額は当該内視鏡検査に要する費用のみで、初診料等は別に請求がございます。
※検査薬剤の使用量等により金額が前後する場合がございます。
経鼻内視鏡検査について詳しく知りたい方は、↓のサイトをご覧ください。
AICSがんスクリーニング検査のご案内

あなたががんに罹患している可能性をチェックしてみませんか?
味の素株式会社が開発した「アミノインデックス技術」というものを用いて がんリスクを調べることができる「AICS」という検査です。
がんの検査といっても面倒な検査ではなく、5ml程の血液を1回採取するだけの簡単な検査です。(健康診断での同時受診ができます。)
この1回の採血で、複数のがん種についてリスクを評価できます。
AICSで分かる「がん種」は次のとおりです。
- 男性AICS[5種]:胃がん、肺がん、すい臓がん、大腸がん、前立腺がん
- 女性AICS[6種]:胃がん、肺がん、すい臓がん、大腸がん、乳がん、子宮がん・卵巣がん
AICSの検査結果では、がんである確率を数値(AICS値:0.0~10.0)で示します。
ランク分類 | ランクA | ランクB | ランクC |
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AICS値 | 0.0~4.9 | 5.0~7.9 | 8.0~10.0 |
がんであるリスク | 低い | 中 | 高い |
数値によってランクAからランクCに分類し、がんリスクを3段階で評価します。
検査結果でランクCと判定された場合でも、ただちにがんであるという確定診断がされるわけではありませんが、 より精密な検査をお勧め致します。
検査料金(税込)
男性5種 女性6種 |
24,000円 |
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AICSがんスクリーニング検査について詳しく知りたい方は、↓のサイトをご覧ください。
ABC検診(胃がんリスクスクリーニング)のご案内
ABC検診とは、胃がんのリスクを調べる検査です。
胃がんとピロリ菌感染の関係
ピロリ菌は胃酸を中和するウレアーゼという酵素を出し胃の中に生息しています。
ピロリ菌が胃粘膜に炎症を起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になりやすいことが確認され、
慢性萎縮性胃炎と胃がんの発生に密接な関係があることがわかっています。感染経路は不明です。
ABC検診では、ピロリ菌の有無・萎縮性胃炎の有無、2つの検査結果を組み合わせて、A、B、C、Dの4群に分類し、胃がんのリスク(胃がんのなりやすさ)を評価します。
2つの検査…1回の採血で済みます。
萎縮性胃炎の有無を調べる検査:血中ペプシノゲン測定
ピロリ菌感染の有無を調べる検査:血中ピロリ抗体測定

分類 | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
ピロリ菌 | 陰性(-) | 陽性(+) | 陽性(+) | 陰性(-) |
ペプシノゲン | 陰性(-) | 陰性(-) | 陽性(+) | 陽性(+) |
胃の健康度 | 健康な胃粘膜で、胃疾患の可能性は低いと考えられます。 | 消化性潰瘍に留意する必要があります。少数ですが胃がんの可能性も考えられます。 | 胃がんの高危険群と考えられます。 | 胃がんの、より危険群と考えられます。 |
胃がん発生頻度 | ほぼ0 | 1000人に1人 | 400人に1人 | 80人に1人 |
内視鏡検査の頻度 | 不要 | 3年に1回 | 2年に1回 | 毎年1回 |
検査料金(税込)
ABC検診 | 3,500円 |
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なお、次に該当する方は正確な結果が得られない可能性がございます。
- 食道、胃、十二指腸に疾患があり治療をしている方、その他明らかな上部消化器症状がある方
- PPI(プロトンポンプ阻害薬)を服用中、もしくは2ヶ月以内に服用していた方
- 胃切除をされた方
- 腎不全の方(目安として、クレアチニン3mg/dL以上)
- ヘリコバクターピロリ菌の除菌治療を受けた方